仮面は古来より人間と共にあった。だから世界中至る所に様々な仮面がある。 仮面は祭という非日常の中で、人間が自然や世界や宇宙と交信,共感するための装置だったのかも知れない。仮面は顔であり、人間そのものだ。岡本太郎は顔や仮面の中に宇宙を感じていた。そして私たちの顔もそれぞれが独自の宇宙であると。 人類発祥の地・アフリカは仮面の宝庫だ。特にアフリカのドゴン族やブルキナファソの仮面を観ると独自の造形の中に呪力や生命や宇宙を感じる。パブロ・ピカソがアフリカの仮面や神像の影響を受けて《アビニョンの娘》を描いた。そして「キュビズム( 立体派)」という美の価値観を変える運動を起こした。 ところで人は何故、顔を気にするのか?そしてアーティストは何故、自画像も含めて顔を描くのか?作るのか? 「目があるべきところに目をぬいてしまうのも目だ。それは目のない凝視となって、存在感が逆に強まる。わたしにとって、例えばのっぺらぼーは道具の整った顔よりさらに強烈な存在なのである。」と岡本太郎。美術の文脈の中の造形としての顔や仮面ではなく彫刻で顔・頭部を作る。顔を描く。立体と平面は顔の次元が異なってくる。実物そっくりに作る或いは描く。いわゆる写実だ。ところが絵画や彫刻の顔・仮面は単に美人だとかハンサムだとかの表面ではなく「のっぺらぼー」であっても顔なのだ。だからこそアーティストは顔や仮面を作るのかも知れない。 本展覧会はアフリカの仮面と彫刻を中心に置き、現代の私たちにとっての顔について問いかける展覧会です。普段から顔や人間像を自分の世界観として作り続けているアーティストの安藤榮作、齋藤彩、栃原比奈奈、藤井健仁。彼らの作品がアフリカの仮面・彫刻とどう響き合うのか?顔の中に宇宙を見るとは、自分の内面の中を見つめ、人間存在の神秘を洞察することに繋がるかもしれません。是非、皆様の眼差しでご覧ください。
館の公式サイトの紹介文を、そのまま載せています。 出典で読む ↗
10月31日から
行きたいに入れると、会期が始まる前にお知らせします
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