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1988年生まれの都築は、一貫して都市が持つ既存性や人工性をテーマに作品を制作している。彼は都市を形作る上で必要な工業製品である合板の構造に都市の風景を重ねて見る。 そこには どこも同じように見える街の景色や 似ているけれど少し違う街の情景が 浮かび上がってくる。 合板の木目に現れる自然の断片は、効率化された製造工程を経て加工された、人間にとって都合のいい自然の姿かもしれない。今回の個展では、2種類の合板を用い、そこに都市の風景を映し出している。 【構造用合板(ラーチ)】 丸太を桂剥きにし、貼り合わせた一般的な合板。 桂剥きによって現れるゆるやかな木目の繰り返しの中に、林立する湾岸マンションや建て売りニュータウンなど現代の都市像を重ねる。 【プリント合板】 木目や柄を再現した化粧シートを貼り合わせた合板。天井やフローリングなど内装に使われる。木目模様も調整されていて、板上で木目が完全に反復されるのが特徴。コンビニエンスストアや幹線道路沿いに見られるチェーン店などコピー&ペーストされる建築が反映されている。
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