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都築崇広の個展「糸くずが土に還るとき」を開催いたします。 構造⽤合板等の住宅用建材を⽤いた作品を制作してきた都築が今回選んだ素材は、自動車や住宅の緩衝材に用いられる「プレスフェルト」です。環境保護の思想ではなく純粋なコスト削減のために生み出されたこの素材は、色とりどりの廃繊維が混色され、グレーの地平へと還元された工業製品です。しかし、作家はその表情に、朽ち果てた花々が茶色い土へと還り、やがて春に新たな芽吹きを迎える自然の循環を見出します。 作家が週末に訪れる長野の田舎で見られる、人の手を離れ野山へと還元していく力強い自然の営み。また、ギャラリー脇のアスファルトの亀裂をこじ開けて芽吹く都市の雑草たち。場所を問わず繰り広げられる「自然の循環と人間の営みとのせめぎあい」は、このグレーのフェルトの上にも立ち現れます。 すべての色彩を内包した灰色の地面から、いかにして新たな生命(作品)が立ち上がるのか。工業製品と自然現象の境界を横断する、都築崇広の新たな試みをぜひご高覧ください。
開催中・10月11日まで
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