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長町文聖は2019年より、自身が暮らす東京都町田市を撮影し「OLD VILLAGE」と題して発表を続けています。 街を歩いて折々にしばらく立ち止まり撮影された写真からは、これまで気づくことがなかった対象の細部が感じられるようです。ぜひご高覧ください。 野菜が高くなってね、とスーパーで食材を求める女性がつぶやく。キャベツの値段は昨年の2倍近い。物価が上がって日本は貧しくなったのだろうか。当たり前に感じていた日常はある時目に見えて変わってしまう。 知人が毎年送ってくれる年賀状にはいつも知人と飼い犬の写真が載っていた。今年もやはり犬の写真が載っていたがどこか違って見える。よく見るとその表に「享年15歳6ヶ月」と書かれていた。犬は亡くなったのだ。写っている写真の中で知人が抱いているのは、犬の写真をプリントしたクッションだった。 日常は変わり続けているのにそれに気づくことなく毎日が過ぎてゆく。呼びかけられているのに返事を返していないようだ。立ち止まり、また歩く。
館の公式サイトの紹介文を、そのまま載せています。 出典で読む ↗
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