
photographers’ galleryでは「浜昇の戦後と昭和」と題し、写真家・浜昇の 連続写真展(全6回) を企画しました。2026年1月開催の第1回「津軽野」に続く連続展第2回となる本展は、写真集『斯ク、昭和ハ去レリ』(ソリレス書店、2019年)に収録された写真を軸に浜自身が新たに再構成し、スライドプロジェクションを交え展示いたします。 戦後をアメリカに生かされ、バブル経済の只中に死を迎えた〈その人〉は最期まで繁栄の印たりえ、90年代初頭のバブル崩壊や冷戦構造の消滅を目にすることはありませんでした。写真集刊行にあたって浜は、意図的に階調の出ない沈んだ印刷を心がけ、「万世一系」の清き白に対抗する汚れた白のイメージをそこに仮託し、ささやかな反骨精神を伝えています。 浜昇(1946年、東京生まれ)は、1975年に東松照明や森山大道らが講師を務めた「WORKSHOP写真学校」に参加後、自主ギャラリー「PUT」設立に携わり、80年代に差しかかるまで個展・グループ展を通じて精力的に作品を発表します。その後も撮影を継続しながら、自ら設立したレーベル「写真公園林」での出版活動へと軸足を移し、写真展を含めた発表の場からは次第に距離を置くようになります。 しかし2000年代に入ると、バブル景気の地上げ等で虫食い状態となった東京を記録した写真953点を収めた『Vacant Land 1989』にはじまり、「本土復帰」後から90年代までの沖縄を記録した『沖縄という名』、昭和天皇の国葬当日とその前後の東京を記録した『斯ク、昭和ハ去レリ』へと、昭和を総括するかのように写真集を続けて刊行しています。 そして2025年6月、当ギャラリーの出版レーベルKula Booksでは、浜の7冊目となる写真集『津軽野』を刊行しました。これを機に、写真家・浜昇の50年にわたる仕事の軌跡を辿りなおす試みとして、未発表作と最新作を含む6つのシリーズからなる連続展を開催いたします。 連続展の開催にあわせて、冊子『【連続展】浜昇の戦後と昭和』(A5判、中綴じ24頁)を刊行しました。会場や書店等での配布のほか、WebサイトにてPDF版のダウンロード頒布も行なっています。 Shop – Photo Books Noboru Hama/浜昇 『斯ク、昭和ハ去レリ』 2019 1989年2月24日、東京。昭和天皇大喪の礼。雨煙、傘、人、車、ショーウィンドウ。不在になった〈その人〉へ向けられた視線の記録。 News 【連続展】浜昇の戦後と昭和 2026.1.26 – 2026.12.31 このたびphotographers' galleryでは「浜昇の戦後と昭和」と題し、浜昇の連続写真展(全6 回)を開催いたします。 浜昇(1946年、東京生まれ …
館の公式サイトの紹介文を、そのまま載せています。 出典で読む ↗
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