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《Flower》は中村早が2012年から継続して撮影している「花」を被写体にしたシリーズの最新作です。 黒い背景の前で、切り花や鉢植えの花々が一輪ずつ、ストロボの発光に照らされて浮かびあがるように写し出されます。中村は100mmの単焦点レンズを用い、自身の身体を動かしながら、さまざまな距離から花を捉えようと試みます。また花自体も立てかけたり、逆さまに吊るしたり、少しずつ回転をかけたりと微妙に変化を与えながら撮影することで、自身の身体の動きだけでは見えない角度や側面を見いだそうとします。 距離をとることで花の全体像を見ることはできますが、花弁のグラデーションや茎に生える細かな産毛、水分を含み浮き出た葉脈や乾いた根毛のうねりなどの細部を、一度に全部見ることはできません。中村は全体と細部を往復しながら撮影するなかで、見知っていると思っていた一輪の花が新しいかたちを持って立ち上がってくるということを実感してきたといいます。中村の写し出す花は、普段何気なく目にしているものをじっくり見つめることで思いもよらないかたちが現れてくるということを気づかせるでしょう。
館の公式サイトの紹介文を、そのまま載せています。 出典で読む ↗
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