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AKIINOUEは、中辻悦子、Akari Uragami、岡﨑龍之祐による三人展「かたちをひもとく」を開催します。 異なる世代や背景を持ちながらも、三者はそれぞれの内面から立ち上がる「かたち」を通して、身体感覚や内的な領域に触れています。 抽象の広がりの中で現れるそれらのかたちは、個人的な感覚に根差しながらも、見る者の記憶や経験と混ざり合い、新たな想像へと開かれていきます。 中辻は、点、線、面、色彩によって構成された記号的な人の形を描きます。「人間のかたちは不思議」という認識のもと、それらがどこまで人の形として認識されるのかという境界を意識しながら制作を展開しています。 本展で紹介する《記憶の残像―ひとのかたち》は、一見すると抽象的な線と楕円の構成に見えます。しかし、その反復や連なりは身体の動きや時間の痕跡を想起させ、人間の知覚や記憶の働きへと鑑賞者を誘います。中辻は、「ひとのかたち」がどのように認識されるのかを問い続けながら、最小限の形態によって人間の存在や身体感覚を表現しています。 Uragamiは、自身の日々の経験や人間の生態を客観的に観察することで、 人間のイメージを解体、再構築し、新たな視点から人の存在を考察することを試みています。 個としての自覚や、生物としての身体、他者による認識が交差する中で、人間の輪郭はかたちづくられていくとUragamiは考えます。抽象的な画面は、それら全ての要素が溶け合うような感覚を呼び起こし、人間の内側にある生の気配をにじませています。 設計図やドローイングを介さず、布を即興的に縫い合わせることで制作を行う岡﨑は、「布は人の身体にもっとも近い素材であり、肌に触れ、包み、護り、そして時間や想い、記憶を宿す」と語ります。生命を完成されたかたちとしてではなく、変化し続けるものとして捉え、かたちが立ち上がる以前と以後を往還する運動として作品を展開しています。 本展における「かたち」とは、固定された輪郭としてではなく、絶えず変化し続けるものとして提示されます。それは、目に見えるかたちとして現れる以前の状態であり、内面的な領域であると同時に、他者とのあいだに生まれる感覚を呼び起こすものでもあります。 私たちの身体や心は、どのように形作られ、どのように変化していくのか。 本展が、その問いについて考える契機となれば幸いです。
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