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気象をテーマに笠間は、これまで大判カメラを用いた写真作品を制作してきました。光の運動が、銀塩の粒子に置き換わる写真の感光プロセスに関心を寄せ、長年にわたり写真原理に忠実なモノクロ作品を発表してきました。2023年よりカラー写真への取り組みを始め、カンザン・ギャラリー(2023年7月、新日本橋)では、モノクロとカラーの作品を組み合わせた展覧会を開催しました。この変化は、写真に写ることのない風やフレームの外側、切り取られなかったものへの興味に加え、風の上昇によって生じた雲の表象にも意識が向けられてきたことに連関しています。 本展覧会では、インド・ラダック地方の標高5000メートルを超える高地で撮影された新作20点を発表します。これらの作品は、訪印中にヒマーチャル・プラデーシュ州が大雨に見舞われ、その際にラダックとの州境で撮影されたものです。目まぐるしく変化する気象の中で、高地において吹き渡る風や、雲の生成と消滅の様子が克明に捉えられています。 展示内容/タイプCプリント 15点・ゼラチンシルバープリント7点 風が山に当たって、飽和が起きて雲が立ち現れ、その雲が山肌に影を落としながら、雨や雪となって土に帰る、そんな図と地が入れ替わる場所、終わりと始まりが同時にある景色、円環的な時間、そんな現場に立ち会うことを目指した。
館の公式サイトの紹介文を、そのまま載せています。 出典で読む ↗
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