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B.1980 岩手県生まれ現在は東京を拠点に制作を続けています。 佐藤はこれまでアカデミックな美術教育を受けず、独自の手法で新たな表現や思考を獲得してきました。 過去の作品から一貫して描かれる台形とも平行四辺形とも言い難い奇妙な四角形は20年を超えて描かれ続けています。 佐藤はこの形について「無数の解釈を含んだ言葉の仮の姿として、この形を繰り返し用いている」と言います。誰のアイコンでもなく、特別な意味や価値が与えられていないシンプルな形であるがこそ、独自の言語やフォーマットとして機能し、新たに世界を見透すための眼鏡となるのだと言います。 過去に我々人類が複雑に積み上げてきた様々な問題は、我々自身の未来を見えにくいものへとしています。 佐藤の描き続けるこの”奇妙な四角形”を前にすると凝り固まったフォーミュラから解放され自由に想像することの意義についてもう一度再考させられます。社会の人工知能化が進み思考のプロセスが消えていく中、それは芸術本来の持つ最も尊い機能の一つなのではないでしょうか。
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