
1980年山口県生まれ。インドネシア在住。 今津は歴史的名画の図録や博物図鑑、またSNS で公開された瑣末な写真など、無数のメディアから採取したインターネット上に散見される画像データをPhotoshop で編集し作成した下図をもとに、キャンバスに油彩で描く手法を用いる。タブロー上の筆先のストロークや擦れなども、あらかじめ編集ソフトに備わっている指先ツールやブラシツールを使用して精密に決定しており、重いデータを処理する際に起こるバグの痕跡や、ソフトウエア特有の表示をもモチーフとして取り込む。 科学技術の発展と人類の認知の変化は、有史以前から芸術表現と密接に関わってきたが、今津はコンピュータグラフィックスやスマートフォンの使用が日常になった、現代社会を生きる自身の空間認識や物事に対する反応を絵画に落とし込むことで、美術史上に新たな視点を投げかけることを標榜してきた。歪められ緻密に絡み合ったイメージからは、彼女が長い時間をかけ「絵画そのもの」について、思考と格闘を繰り返してきた痕跡がみられる。 2009 年に「VOCA2009」にて佳作賞、2013 年には絹谷幸二賞奨励賞を受賞。2020年、現代における絵画表現を後押しするフランスのPrix Jean François Pratではファイナリストに選出され、2022年には「ドクメンタ15」(カッセル、ドイツ)に参加。国内外で大きな注目を浴びている。 パブリックコレクション サンノゼ美術館、カリフォルニア、アメリカ X Museum、北京、中国 カスヤの森現代美術館、神奈川 高橋龍太郎コレクション、東京 タグチコレクション、東京 OKETA COLLECTION、東京
ほか 私設・企業コレクション等 3 件
出典は作家・ギャラリーの申告。「確認」は所蔵元で確認済み。
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