戦後日本美術で独特の位置を占める狗巻賢二(1943-2023)の回顧展。「線主義の射程――思考するグリッド」と題し、線を「世界の構造を測定し、知覚の基盤を問い直す根源的方法」として扱う狗巻の仕事を辿る。1970年代以降のグリッドの反復描画には、規則性の中に身体のリズムと時間の蓄積による微細な揺らぎが内在し、画面を「思考の場」へと変換する。
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