水彩絵の具を溶いていると、すでにパレットの中で蜃気楼にも似た余韻余情を見てしまうときがあります。やっと出たね、出会ったね、という懐かしみのようでもあり、ときに人を空き放す色そのものを感じてしまい、そんな時に紙にむかえば画面は乱れ、水彩絵の具に手も足も出ません。 郡司宏
終了
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