古来から人間生活にぴたっと寄り添って来た織。縦横の糸をあやつりながら、人々は日々の祈りを込め、喜びや悲しみや驚きの日記を織り込んで来た。麻、カシミア、絹。すでに充分に豊かな素材で”自然現象”を表現したいという阿部元子さんの最新作は、今の時代にあっての素敵なぜい沢。糸がゆれて、そのすきまから向う側の景色が微かに見える、まるで”柔らかな雨”のような織のアート。ぜひご覧下さい。
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