
Photo credit: © Shinnosuke Miyachi ↗
とある撮影で、重力と粘性の不可思議な関係が可視化された時から、 粘性のあるものに惹かれ始めた。 私は、流体力学の観点からは全く粘性に関する予備知識などなかったが、シャタースピードと被写界深度 (Depth of Field)のコンビネーションによって見えてきたものが、限りなく美しく神秘的な現象だった。 後に流体力学にはこのような興味深い考えがある事を知り、 カメラとこの三者とのセッションを続行することで、 写真という行為が、目には見えない自然の秩序を解明していく過程に少なからず寄与できる事も嬉しい発見である。 カオス(混沌)から、何らかの働きの元に、コスモス(秩序=宇宙)が誕生したであろうと、私は長い間、漠然と想像していた。つまり、混沌と秩序はどちらかと言うと、私の中では因果関係に近かった。とあるきっかけで、自然現象をレンズを通して捉えていくうちに、もしかするとカオスとコスモスは同時多発的に共存しているのではないか、と言う「気づき」が生じてきた。宇宙の摂理は、私たちが日常的に漠然と受け止めているよりも、遥かに複雑で綿密で意外性に富んでいるようだ。それぞれの物質、生命の特性(現象)は、この宇宙に存続するための方法論なのかもしれないとも思う。その現象が時として、レンズを通し視覚的に現れることがある。肉眼では見えない、あるいは気付かない自然現象に潜んでいるMMM※を、ある時から、カメラというメカニズムを介して、ささやかなメッセージとして受け取るようになった。 そのメッセージを、私はchaoscosmosと呼ぶことにした。 vol.3 -visible viscosity 可視化された粘性 - を発表します。 東京生まれ。武蔵野美術大学でグラフィックデザインを学び、その後イギリスのTrent Polytechnicにてファッションデザインを学ぶ。以来、写真家として独自の視点から衣服や人体を通して「人の存在」を探求し続けている。近年は自然現象の不可思議にも深い関心を寄せ、「chaoscosmos」プロジェクトを立ち上げ、映像を含む新たな表現にも取り組む。日本を拠点に、アジア、アフリカ、南米、中東など各地で撮影を行っている。 - visible viscosity 可視化された粘性 -
館の公式サイトの紹介文を、そのまま載せています。 出典で読む ↗
開催中・11月29日まで
行きたいに入れると、終了が近づいたらお知らせします
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