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人の抱える時間という概念に興味を持ち、その時間軸を表現したいと"時のはざま"というシリーズをライフワークとして制作を続けている。30年たった今、"時のはざまーGENESISー"という新たなアプローチに直面している。人が目を通して「有る」ということ、「無い」ということの間に、時間軸が大きな関わりを持っていることに気づき始めた。特に「無」は「有」を大きく取り囲む、ほとんど無限に近い空間領域をしめる。しかし人は「無」に「有」を感じようとする。あるいは「有」に「無」を感じようとする。それらを感じようとする根底には、私たち(人間)は未来を見ようとする、そして過去を振り返ろうとする不思議な時間軸を超越した”心の目”という力を私たち自身が持っているからに他ありえない。現在、私はそのことに改めて気づき、平面作品の中で「有」の中に見える「無」の存在、「無」の中に見える「有」の存在を求め始めている。特に「無」の存在は人間であることのすばらしさ、未来、過去につながる肯定すべき超越した時間軸を保持し、そのことを表現できればと願っている。 西悟
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