
この度KATSUYA SUSUKI GALLERYでは、2026年6月6日(土)より、弊廊では初となります息継ぎによる個展「拠点、計画道路」を開催いたします。 2001年生まれの息継ぎは、絵画を通してキャラクターと私たちとの関係性について考察を続けています。アニメやゲームの登場人物たちと共に生きることが自然となった現代において、新しい人間関係や生活、コミュニケーションのあり方を描いています。 本展では、未だ開通していない“計画道路”の風景を起点に、公共と私的領域のあわいに存在する空間への感覚が展開されます。誰かの居場所でありながら、未来へ向かう通路でもあること。作家は絵画を、そのような「拠点」として捉えています。 画面の中の人物たちの拠点であり、同時に自身の拠点でもある絵画空間。そしてそれが、未来に新しい誰かを呼び込む“道”として機能するとき、作品は新たな意味を持ちはじめます。 ぜひこの機会にご高覧ください。 「拠点、計画道路」にあたって 新しい道が好きだ 白い縁石、黒々としたアスファルト 広く、新しい緑がある 未だ開通しない道を自転車から眺める その先には、出入り口を新しい道に向けた家が並んでいて、住人だけが通れるように道の一部が開放されている 昼下がり、道路の真ん中でボール遊びをする親子が見えた これから公のものになろうとしている場所が、半分、私的な場所としてそこにあった 私たちは皆、ひとつの拠点を開けるための鍵を持っている どんな時間、どんな場所へ向かっても、その道の先には拠点がある 知らない道を歩いていると、そのことがとても不思議に思えてくる 絵がつくる環境は、あの未開通の道の周りに流れる空間のようだと思った どこかの誰かの、ひとつの拠点として在れたら良いと思うこと 画面の中に見える人々の拠点であり続けること それらを願うと同時に、そこは私自身の拠点でもある そして未来、新しい人々を呼ぶ道となり、ある人が新しく拠点を見つけたり、建てたりできるものとして機能するようになったとき、私は私の仕事を果たせていると言えるのだと思う 息継ぎ
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