西洋彫刻における胸像の伝統的形式を引用しながらも、固定化への拒絶を試みる加藤智大の個展。鉄製リング積層による像は連続した表面や確実な質量を持たず、記号としての形骸化を図る一方で、観者は「人」の存在を認識せざるを得ない状況を生み出す。「解体されてもなお、私たちはそこに顔を見てしまう」という作家のステートメントが示唆する人間像の問い直しを提示する。
終了
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