■概要 本展覧会は、加賀美健がこれまでも作品を通して繰り返し掘り下げてきた「美術史」や「美術というメデ ィア」そのものへの関心を、絵画のかたちであらためて提示する展覧会です。私たちは作品を前にしたと き、素材や手法、制作に費やされた時間、あるいは緻密に組み立てられたコンセプトなど、いったい何を 「価値」として見ているのでしょうか。本展ではその問いを、極端な条件によってシンプルに突きつけま す。展示されるキャンバス作品は、加賀美が「10分以内に描き切る」という制限のもと制作した新作シ リーズです。着想のきっかけは、抽象絵画などに対してしばしば投げかけられる「これ、誰でも描けるん じゃない?」という言葉。言ってしまえば素人っぽく見られかねないこのフレーズが、場所を選ばず日常 的に発せられる現実を、加賀美は皮肉とユーモアを込めて作品へと変換しました。制作時間が10分であ っても、あるいは数か月であっても、私たちが向き合っているのは「簡単に答えの出ないもの」としての 美術である――その前提を、軽やかに、しかし鋭く揺さぶります。 会場では、展示作品を用いたポストカードやマグネットに加え、人気の巾着シリーズ「Contemporary A rt Fantastic ver.」、そして加賀美健描き下ろしによる「Ken Kagami×OIL by 美術手帖 オリジナル辛口 アート缶バッジ」(4種)もあわせてお披露目します。 是非、この機会にご高覧ください。 ■アーティスト・ステートメント たとえ、制作時間が 10 分でも、3ヶ月でも、現代美術はすばらしい。 現代美術ファンタスティック! 加賀美 健
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