
MASUMI SASAKI GALLERYは4月11日(土)より、キュレーターとして活動し、ブックレーベル・paper companyを主宰する岡田翔氏を迎え、グループ展「Soft Boundaries」を開催いたします。 本展では、物事を隔てる“線”として捉えられてきた境界を、環境や他者と触れ合う“面”として捉え直すべく、3名の作家の作品を紹介します。 鑑賞者の視線を昆虫の視点へと誘う岩崎広大、化繊布を支持体として用いることで絵画の可能性を押し広げる菊池虎十、人間と外界のあわいにある皮膚や粘膜に着目するマスコマユ。それぞれの作品は、私たちが物事を分類し、仕分けるために用いてきた境界という概念を揺さぶり、異なるもの同士のあいだに立ち上がる新たな関係のあり方を浮かび上がらせます。 「Soft Boundaries」展について 「Soft Boundaries」は、境界を“分断の線”ではなく、“関係が生成する面”として捉え直す試みである。皮膚、布、昆虫の外骨格──それらは内と外を隔てる構造であると同時に、環境と接触し、相互作用を生み出す界面でもある。 本展は、こうした自然と人間のあいだに位置する境界的構造に着目し、それらを同時代の表現実践として再考する。ここでいう“Soft”とは、単なる形態的な柔軟性を指すのではない。固定された区分を揺るがし、他者や環境との関係のなかで絶えず再編される境界の状態を示している。 作品が物質、身体、種、環境といった異なる領域を接続するインターフェースとして機能するとき、空間には複数の“やわらかな境界”が立ち上がる。それぞれの実践が交差するこの場において、“やわらかな境界”は同時代の表現を微量ながらも確実に更新し続ける界面として作用する。 ここに現れる境界は越えるためのものではない。境界そのものを関係の場として再編していく実践である。 岡田翔
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