
「わたしと美術 -美学校出張!パープルーム予備校を受講して-」 美学校に初めて登校した日のことをよく覚えています。授業前、友人で美学校同級生になるcozimaさんと神保町駅近くのドトールで待ち合わせをしました。二人とも店に着いたはずなのに何故か見つけられません。どうやら近くに別のドトールがあったらしく、私は入ったばかりの店を飛び出し別のドトールに走り、大通りの向こう側にキョロキョロしているcozimaさんを見つけ大声で叫びました。 その後美学校前の愛全地蔵に入念にお参りをし、歴史ある美学校のドアを恐る恐る開けました。いかにも前衛の空気漂う雰囲気に気持ちがたかぶりました。授業が行われる大教場に、一人また一人と他の受講生が来ました。「この人達も梅津さんやパープルームが好きなのかな」と顔を覗きました。梅津さんは授業開始5分前に静かに現れ、あんどーさんは淡々と撮影の準備をしていました。最初の授業は個人面談で、受講生は過去作を持参するよう連絡を受けていました。私は自身を振りかえった際に、どこからが「自分の作品」なのかわからず、子ども時代の絵や予備校時代のデッサンも持参しました。 そもそも地方住みの中年が今から都会で美術を学んで何がしたいのか。 私の狭い観測範囲のアートシーンでは煌びやかに若いアーティストが活躍しているように見え、今から「何かを目指す」ことは無謀に思えました。しかも講師は舌鋒鋭い梅津庸一さんです。あっさり打ちのめされ制作をやめるかもしれないと思うとやや心臓が痛くなりましたが、単純に梅津さんやゲスト講師の方々を間近で見たい!というミーハーな思いが勝ち受講に至りました。 本展は2025年度美学校受講生オイリの前倒し成果展です。3章で構成され、第1章は美学校での課題、第2章は美学校以前の作品、第3章は美学校通学後の新作から成っています。 私にとって美術とは。 幼少期には楽しい遊びであり、劣等生の学生時代は苦しみの種でした。年齢を重ね制作を再開した私にとっては治癒的だったと思います。しかし、この講座に通うことで私の中の美術は新たな段階に変化しはじめています。梅津さんのプロとしての真摯な姿を、またパープルームギャラリーでは何度も研ぎ澄まされた展示を観させていただきました。今の私にとっての美術、そして今後自分が関わっていきたい美術を、梅津さんの文章から引用させていただきます。 「本来美術とは、実社会のなかでは考えることが困難な領域を思考し、想像力を育む余剰の空間でもあるはずなのだ」(美術手帖『絵画の見かた』より) オールドルーキー、フレッシュに頑張ってまいりますので、皆様これから応援よろしくお願いします!!! 2026年2月 オイリさん
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オイリさん「わたしと美術」@ 美学校に駆け込んできました。 伝播する熱量が渦巻く凄まじい展示でした。 本気で作ってる人と本気で見てる人、どちらもがっぷり四つにぶつかることは素晴らしいことだなぁと。 美学校も梅津さんもオイリさんもsahisaさんもみんなすごいです。

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