言葉が解け頼りない記号となり、自分の輪郭がぼやけてゆく異郷での感覚を出発点に、翻訳されなくてもよいもの、翻訳すれば壊れてしまうものに目を向ける武田陽介の個展。沈黙や視線、声の温度や間合いといった、言葉の外側で取りこぼされるものを写真表現として掬い取り、何者でもなくなることに伴う不思議な安堵を描き出す。
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