
Statement 蝋燭の灯で「忘れられない一日」に撮影された写真をみる。 その時間を他者と共有する。 そんな場と時間を作りたいと思った。 蝋燭の灯で映写できる幻灯機を制作した。 制作にあたり、明治時代の幻灯機を参照した。 暗闇の中で蝋燭が灯り、写真のイメージが立ち上がる。 幻灯機で映写された一枚の写真を静かにみつめる。 写真に内包されるストーリーに思いを馳せる。 灯で映写された写真は淡く、暖かい色で不鮮明だ。 時間が経過し蝋燭の灯は燃え尽きて消えてしまう。 はかない映像はあなたと私の心の奥に小さな光を灯す。 残像と共に。 林 勇気 ----- Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年4月13日から5月12日まで林勇気による個展の「灯をみる」を開催いたします。 ギャラリー・パルクでは7年ぶりとなる林勇気の個展「灯をみる」では、 林の近作・新作のいくつかを展示するとともに、 蝋燭の灯による幻灯機によってイメージを映写する「場と時間」をも作品として提示します。 本展に先立って林は、『あなたにとって「忘れられない一日」の写真をそのエピソードとともに送ってください』と広くに呼びかけ、多くの「写真とそれにまつわるエピソード」を収集しました。林は寄せられた多くの人たちの「忘れられない一日」の写真からガラス製映写用スライドを制作し、蝋燭の灯を光源とするオリジナルの幻灯機によって、会場で映写します。こうして灯が消えるまでの間、暗闇に浮かび上がる「いつかの・誰かの」イメージは、その場にいる鑑賞者に見つめられ、共有されことになります。 他者のプライベートな記憶の断片。記録と呼ぶには不確かな写真。蝋燭によって揺れる灯がつくりだす映像のようなうつろい。蝋燭が燃えつきることで浮かび上がる残像としてのイメージ。この「場と時間」で私たちが見つめ・共有する(した)ものははたして何なのでしょうか? 本展では毎時00分ごとに、スタッフによってプロジェクターや照明の電源を切り、 オリジナルの幻灯機に蝋燭に火を灯してスライドの映写をおこないます。 ( 各回10分程度 ・ スライドは毎回異なります) *映写中はその他の展示作品の鑑賞は不可能となる点、あらかじめご了承ください。 幻灯機制作協力:山内 鈴花 制作協力:Gallery PARC、八木 慎二郎 出演者・制作参加協力:板金 夏音、植木 明日香、内田 好美、石井 誠、芦谷 由香、大石 英史、大歳 芽里、岡野 菜直、島本 恋奈、畑井 恵、野口 彩陽 翻訳:岡本 佐知子
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